スピリチュアルに関わっていると狐がついたり、その他の動物がついたりして、体に異変が出てくると言う現象も見たり聞いたりしたことがあるかと思います。
しかし、それが本当に狐や動物の霊の仕業なのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は狐憑きの正体について少しお話ししたいと思います。
よくある動物霊とは?
まず最初によく耳にする動物の霊の障りとして、キツネや、ヘビやタヌキなどが挙げられます。
キツネやタヌキは日本では化けて人を騙すと昔から言われています。
子供の頃からそういう教育を受けて、キツネやタヌキは人間を騙すものだと、頭の片隅に入ってる人も多いでしょう。
実はその情報が頭に残っているせいで日本人は、奇怪な現象をキツネやタヌキのせいにすることがしばしばあります。
外国ではあまり狐の霊が憑いている事は聞かないでしょう。
しかし、人間に起こる奇怪な現象の多くは霊の仕業であることが多いです。
体のどこかが痛くなったり、おかしな行動や言動をしてみたり、夜中に徘徊するようになったり、病気になったり、具合が悪くなったり、いろいろあります。
霊の障りによってそれらの行動を取る様になると、周りの家族は、まずは病院に行ったり、精神科へ行ったりして、それでも手に負えなくなると、霊媒師や霊能者と言われる人間に見てもらうようになることが多いです。
そこが今回のトピックになります。
狐の霊の正体とは?
まず結論から言うと、動物の霊自体には人間を苦しめる程のチカラがありません。
ではなぜ霊能者の中には霊視で、人間に起こる怪奇現象を狐などの動物の霊の障りだと言う人がいるのか?
それには先ほども話した狐やたぬきが化けて出ると言う迷信が頭に入っているからと言うこととつながります。
人の霊が変化する
ある一つのパターンでは、生前のいろいろな宗教の教えにより、「あなたは死後に畜生道(界)に落ちて狐の霊になる」と伝えられた人がいるとします。
その想念が頭にしっかりとこびりついたまま亡くなってしまうと、自分自身の想念で狐の霊に変化してしまう人もいます。
(※他の記事でも伝えていますが、死後に霊の状態になると想念で物事が働き出します。なので、生前に死後の世界のことを学ばずに過ごした人や霊界などの存在を信じていない人は死後もその想念のままなのでずっと現界と幽界の間を彷徨う事になります。)
そして変化してしまった姿のまま救いを求めて生きている人間に憑いたりすると、その本当の正体が見えない低級霊能者には狐の霊に見えてしまうということが起こります。
つまり、人間が生前に受けた教育や思想が霊界に入っても、そのまま想念として働くため、キツネなどの動物の霊に変化してしまうと言う人がそこそこいるわけです。
他の動物霊がついていると言う場合も、同じことが起こりえます。
しかし、それは霊界だけの話ではなく、現界でも起こり得る話です。
人を騙したりずるがしこい人などは、狐のような尖った目つきになっていったり、何事にも執念深い強い念を持った人は、蛇のような性格や顔つきになってしまったり、常に不平不満を持ち、怒り狂っている人は、鬼のような形相にもなります。
他のパターンとして、次の様な例もあります。
敢えて狐の姿に変化して人を騙すという霊もいる。
死後に何かしらの理由で人を騙したり困らせたい場合に敢えて狐の姿に変化する者もいます。
先ほども話したようにそれは特に狐に化かされるという思想が入っている日本人に有効です。
強い霊能力がある人の中には、低級霊を操って大軍の狐に見せかけて呪術をかけるというのを聞いたこともあります。
さて、霊視により動物霊が見えて、それを誇らしげに伝える霊能者は大抵の場合は低級な霊能者です。
高級な霊能者になると、その動物霊に見えるモノの正体まで見ることができるので、それが人間の霊が変化して見せているモノだと気づきます。
しかし変化している霊の中には、自分が狐になっていると気付いていない者までいます。それは生前の教育や思想がそのままになっているためです。それは狐だけでなく他の動物でも言える事です。
高級霊能者になると、本当の霊を呼び出して上にあげることが可能な人もいます。
しかしこれはなかなか大変な業なのでちょっとした霊能力を持っているからと言って安易な気持ちでやらない方が身のためです。
失敗すると霊障が返ってきてしまいます。
今回の話のように、狐などの動物霊の正体は人間の霊である場合であることや、人を騙すための低級霊の仕業であることが多いです。
動物霊だと思っていた霊の正体が人の霊だったとにせよ、憑かれてしまうという事はその霊と想念が合ってしまったから憑かれてしまったということが言えます。つまりその霊と波動や周波数が合うから入られてしまいます。
その霊を跳ね返すくらいの周波数を持っていれば憑かれる事はありません。
もしあなたやあなたの周りの方が奇妙な行動をしたりして、どこぞの霊能者にキツネやタヌキ、ヘビなどの動物霊が憑いていると言われた場合には気を付けてください。
それらの霊障を取るために高額な金額を請求してくる霊能者は大抵の場合低級な霊能者です。むしろそういう霊能者こそ金銭欲に溺れた魑魅魍魎のような低級霊が憑いている可能性が高いです。
そういう霊能者には関わらない様にしましょう。
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